妊活ごはん!加工によって効能が変わる大豆の話

2021年10月12日

10月12日は「豆乳の日」

12日を10(トウ)2(ニュー)とゴロ合わせで、日本豆乳協会が2008(H20)年に制定しました。

豆乳は、大豆を水に浸してすりつぶしたものに、水を加えて煮詰めた汁をろ過したもので、大豆の固形成分が8%以上のものをいいます。

これを固めたものが豆腐です。

大豆の成分のイソフラボンが女性ホルモンのエストロゲンに構造式が似ていることから、似た働きをすると言われ、大豆製品をたくさん摂っておられる方も多いと思います。女性ホルモンのエストロゲンは卵胞ホルモンと言われ、低温期に卵を育てるホルモンです。

この大豆ですが、加工の仕方で少しずつ働きが変わるのです。

今日は、この大豆のお話をいたしましょう。

 

 

大豆のはたらき

まず、原料となる大豆。

大豆は「畑の肉」といわれ、良質のたんぱく質、脂質、炭水化物、食物繊維やミネラルを豊富に含まれています。

胃腸の働き(消化吸収)を助け、気(エネルギー)や血を作り、血の流れを良くしてくれます。

利水作用によって余分な水分を排出してくれます。

イソフラボン以外の働きからも妊活さんには、やはりおすすめの食材ですね。

性質は「平」 体をあたためも冷やしもしません。

帰経(機能を助けたり影響をあたえる臓器) 脾・大腸

納豆のはたらき

大豆を納豆菌によって発酵させたもの。ナットウキナーゼという酵素が血液をさらさらに働きます。冷え症改善が期待できます。

大豆には少ない、ビタミンB2も豊富です。ビタミンB2は脂質の代謝を促進してくれます。

便秘解消、生活習慣病予防におすすめです。

性質は「温」からだをおだやかにあたためます。

帰経 脾・肺

豆腐のはたらき


からだの余分な熱をさましてくれ、からだを潤してくれます。

消化、吸収が良いので、胃腸の弱い人や胃の調子の悪い人にはおすすめです。

リノール酸はコレステロールを低下させ、大豆オリゴ糖は腸内環境を整えて、便秘解消してくれます。

豆腐を作るときに、「寒」性のにがりを加えるので大豆の性質が冷やす方向にすこし変わります。

性質は「涼」体を冷やす性質を持っていますがその作用はおだやかです。

帰経 脾・胃・大腸

 

豆乳のはたらき


そして、本日の話題の豆乳。

乾いた肺を潤し、痰を出しやすくします。

咳を穏やかに鎮め、喘息の症状を改善します。

性質は「平」

帰経 肺・大腸・膀胱

 

まとめ

このように、同じ大豆でも加工により形が変わると性質がかわってきます。

冷え症の人は温める性質のものを食べることで体の中からあたためることができます。

体を冷やす性質の豆腐は卵を育てる低温期にはおすすめです。冷えが気になる人は、スープなどにいれて温めて食べると冷やす効果を和らげることもできますよ。

おもしろいですね。薬膳って面白いでしょ。

しかし、注意も必要です。

大豆のイソフラボンが妊活に良いといっても、大量に食べることでエストロゲンに似たイソフラボンを、脳がエストロゲンだと認識して「エストロゲンは十分にある」と錯覚し、分泌を抑制してしまう恐れがあります。

そのことにより、卵が十分に育たなかったり、排卵が遅れたりする恐れがあるのです。

 

普段、お味噌汁や豆腐、納豆を食べるくらいの量ならば心配はありませんが、それ以上に毎日豆乳をがぶがぶ飲んでいたら摂りすぎになることがありますので気をつけましょう。

  • この記事を書いた人

あっこ先生

森川彰子:薬剤師・中医健康養生士・予防医学食養生士・薬膳食療法専門指導士 和学薬膳®博士・JNFビジネスサプリメントアドバイザー・子宝カウンセラー

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