生理前に甘いものが欲しくなるのはなぜ?

今日のお客さまは美香さん。

美香さん、36歳。太りやすい体質なので、妊活を始めてからは食生活には気をつけています。

生理痛はとてもひどくて常に鎮痛剤が手放せません。

あっこ先生、こんにちは。

最近気がついたんですけれど、なぜか生理の前になると無性に甘いものが欲しくなって食べちゃうんです。

わたしって、太らないように甘いものは控えているのに

我慢するとイライラが止まらなくなってしまうんです。

美香さん
あっこ先生
美香さん、生理前に甘いものが欲しくなるのは珍しいことではないのよ。

生理前にイライラしたり精神的に不安定になったりといったPMS(生理前症候群)も

同じような原因なのよ。

そうなんですね。私だけではないのですね。
美香さん
あっこ先生
生理前は女性ホルモンの変動がセロトニン(幸せホルモン・神経伝達物質)を

減少させることが原因なのよ。

ホルモンが影響することはなんとなくわかりましたけど、なんだか難しいわ。

じゃあ、どうすればいいでしょうか?

美香さん
あっこ先生
そうね。甘いものを我慢するのもストレスになるものね。

ドライフルーツやオーガニックチョコなどをほんの少し食べてみてはどうかしら。

プルーンならば、生理で失われる鉄分も補えるわ。

糖分のとりすぎは体重を増やすばかりか、体を冷やすから気をつけてね。

わかりました。じゃあ、プルーン買って帰りまーす。
美香さん

 

 

あっこ先生からのメッセージ

生理前に甘いものが欲しくなるのは、女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の生理周期による分泌の変化が関係しています。

女性ホルモンのエストロゲンは、生理後から排卵期まで徐々に増加します。

排卵期には一気に増加し、生理前には分泌が低下します。

エストロゲンはセロトニンを刺激することからエストロゲンが低下するとセロトニン分泌も低下します。

そのことで、不安感やイライラ、やる気の低下、頭痛が起こりやすくなるのです。

セロトニンを増やそうと体がセロトニンの合成に必要な糖分を欲するのです。

セロトニンを分泌させるには

①セロトニンの材料になるトリプトファン(アミノ酸の一種)を摂りましょう

(鶏の胸肉、大豆、かつお、まぐろなど)

②良い睡眠をとりましょう 朝日を浴びましょう

③体を動かしましょう

  • この記事を書いた人

あっこ先生

森川彰子:薬剤師・中医健康養生士・予防医学食養生士・薬膳食療法専門指導士 和学薬膳®博士・JNFビジネスサプリメントアドバイザー・子宝カウンセラー

-あっこ先生の保健室, あっこ先生の妊活相談室

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