卵はさまざまな栄養が簡単に摂れる妊活さん応援食材

【妊活ごはん】毎日食べよう 卵ちゃん

お客さまとのカウンセリングでよく献立を考えるのが大変というお悩みを伺います。

そして、どんなものを食べるのがいいかと質問を受けます。

そんな時、食べてほしい食材のひとつに「卵」を挙げます。

なんてったって、卵は完全食(完全栄養食)と言われてる食材のひとつです。

完全食(完全栄養食)とは

私たちが生きるために必要な栄養素を十分に含んだ食品あるいは食事のことをいいます。

納豆、玄米、ヨーグルト、バナナもその中のひとつです。

卵を食べてほしい食材に推薦するわけ

卵は毎日に必要な約30種類の栄養素のうち、食物繊維、クロム、ビタミンC以外の栄養素がバランスよく含まれています

そして、手に入れるのも簡単。手ごろな価格。生でも焼いても、蒸してもと調理方法はいろいろあり、お料理もわき役から主役級まで、主食からデザート、お菓子に至るまでのメニューが考えられます。

だから、世界中で食べられている身近な食材です。

卵の栄養についてもう少し詳しくみてみましょう

卵にはほぼ必要な栄養素が含まれています。

私たちの身体には、約20種類あるアミノ酸のうち、体内で作り出せない9種類のアミノ酸(イソロイシン・ロイシン・リジン・メチオニン・フェニルアラニン・スレオニン・トリプトファン・バリン・ヒスチジン)と言った食事からとらなければならない9種類のアミノ酸があります。これらの9種類のアミノ酸を「必須アミノ酸」と言います。この中の1つでも不足してしまうと、健康なカラダを維持する事が出来なくなってしまいます。

食べ物に含まれる「タンパク質」の量と「必須アミノ酸」がバランス良く含まれているかを数字で表した指標となるものをアミノ酸スコアといいます。100が満点で100に近いほど良いタンパク質ということになります。

そこで、卵のアミノ酸スコアは100なのです。

卵の中の必須アミノ酸であるメチオニンには抗うつ作用があります。

また、卵には鉄分も含まれ貧血予防になるので、妊活女子には卵アレルギーがなければ食べてほしい食材です。

「たんぱく質をしっかりとってくださいね。」と毎回お話しするのですが、なかなかしっかり摂ることは難しいものです。しかし、卵1個食べれば約6gのたんぱく質がとれます!コレステロールを心配する方もおられますが、成分のレシチンにはコレステロールを溶かす作用があるそうです。

 

薬膳的に卵の効果をみてみましょう

卵黄はカラダを温めも冷ましもしませんが、卵白は涼性。ほてりをすこし冷ます作用があります。

からだを潤し、口の渇きを癒します。また、血を補い不眠改善、精神を安定させます。

帰経は心と腎。腎は生殖機能も司っています。

まとめ

卵は完全食(完全栄養食)といわれ、必須アミノ酸をはじめ栄養素が豊富でバランスよく含まれています。

赤ちゃんを授かる体づくりには、たんぱく質も手軽に摂れ、血も補ってくれるお手軽な食材です。

ぜひ、毎日のお料理に活用してみられてはいかがでしょう。

 

  • この記事を書いた人

あっこ先生

森川彰子:薬剤師・中医健康養生士・予防医学食養生士・薬膳食療法専門指導士 和学薬膳®博士・JNFビジネスサプリメントアドバイザー・子宝カウンセラー

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