基礎体温でわかることは、排卵日だけじゃない

 

あっこ先生、今週期は基礎体温測るのやめました。
里奈さん
あっこ先生
あら、そうなのね。しんどかった?
そうなんです。下がったり上がったりするたびに落ち込んだりしちゃうんです。

クリニックの先生も基礎体温の話はされないし・・・

里奈さん
あっこ先生
そうだったのね。気になるようだったらやめたほうがいいわね。ストレスが妊活にはよくないものね。

ただ、教科書どおりのきれいなグラフを描いていなくても、妊娠している人は多いのでそんなに気にしなくていいものなのよ。排卵日を知る以外にもいろいろなことがわかるのよ。

へぇー、タイミング以外にも使えることあるんですか?
里奈さん
あっこ先生
そうなのよ。ギザギザの高低が大きければ自律神経が安定していないとか、低温期や高温期の長さで卵の状態もわかるし、排卵しているのかどうかもわかるのよ。
そうなんですかぁ。いろいろなことがわかるんですね。
里奈さん
あっこ先生
そうそう、自分の体調管理にも使えるわね。
もう一度、測ってみようかしら・・・
里奈さん

基礎体温を測ってグラフ化すると、どうしても理想の形でないと落ち込んでしまいますよね。私たちの体はサームスタットで体温を調整しているわけではありません。基礎体温は小数点以下第2までの計測なので、季節やその日の気温、寝返りを打ったとかでも変わってきます。だから、そんなに神経質にならなくてもいいんです。

生理の周期の中で低温期の長さが長いと卵を作るのに時間がかかっているということですし、高温期がしっかりと14日あればいい卵ができていたことがわかります。

ガタガタとしていて、高低差が大きいとストレスなどで自律神経が不安定だと想像できます。低温期と高温期がなければ、生理がきても無排卵の可能性を考えることもできます。

基礎体温を測りながら、おりものや排卵検査薬の陽性反応がでた日の記録を合わせて記録しておくと排卵日の予想が立てやすくなります。

などなど、排卵日だけでなく他にもわかることがあるのです。

 

あっこ先生からのメッセージ

高温期のなかで、体温が下がった日があっても、翌日が再び上がることなどよく聞く話です。測ることでストレスになる人は測らなくて全くOK。でも、気軽に測ってもらえると、ホルモンの分泌の状態も想像できとても参考になるのです。

  • この記事を書いた人

あっこ先生

森川彰子:薬剤師・中医健康養生士・予防医学食養生士・薬膳食療法専門指導士 和学薬膳®博士・JNFビジネスサプリメントアドバイザー・子宝カウンセラー

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