チョコレートがやめられない妊活さんは実は「血虚」体質なのかもしれません

今日は由佳さんのカウンセリングが行われているようです。

いつものように妊活習慣の食事の見直しをあっこ先生としているようですよ。

あっこ先生
あら、由佳さん。間食に毎日チョコレートを召し上がっているのね。
あぁぁぁ、そうなんです。甘いものは妊活にはダメなんですよね。

でも、どうしても食べたくなるんです。だから、ほんの1粒か2粒しか食べないようにしているんです。

由佳さん
あっこ先生
そうなのね。女性はね、ホルモンバランスの影響で、排卵や生理前に甘いものが食べたくなることがあるのよ。

でも、由佳さんは毎日だものね。

そうなんです。それもチョコレートが食べたいんです。
由佳さん
あっこ先生
そうなんだ・・・もしかして・・前回の体質チェックシート見てみよう・・・
それって、チョコ依存体質ってあるんですか?
由佳さん
あっこ先生
えぇーと、チェック表をみると。

やっぱりね。由佳さんは血虚体質だからかもしれないわね。

血虚体質?それとチョコレートとどんな関係があるのですか?
由佳さん

 

「血虚(けっきょ)」とは「血が虚する」と書きます。

「血」は西洋医学の血液でありますが、中医学ではその中に流れる栄養やホルモン、酸素なども含まれます。そして、精神を安定させる成分であると考えます。

「血虚」とは、西洋医学の血液検査で「貧血」と言われるほどでなくても、身体に運ばれる栄養やホルモン、酸素などが不足気味である状態をいいます。

ところで、妊活中や健康志向の方でチョコレートはあまり食べないほうがいい食品って考えておられる方も多いと思います。

その理由っていったい何でしょうか?

①砂糖がたくさん含まれているから

②脂肪分が多いから

虫歯になりやすい、肥る、ニキビができる。

理由わからないけれど、甘いものは不妊になりやすいと聞いた。といったようなことでしょうか。

なかには

③カフェインが含まれているから

という方もおられるかもしれませんね。

 

チョコレートの成分と効能

チョコレートの原料は カカオ豆のカカオマスとカカオバター、砂糖、ミルクです。

まず、チョコレートはカカオ豆をバナナの皮に包んで木箱の中で発酵させるところから始まります。

つまり、チョコレートは発酵食品だったんですね(これは、私も知らなかった)

成分は、タンパク質、脂肪、糖質、食物繊維、カカオポリフェノール、テオブロミン、ミネラルなどです。

糖質:エネルギー源。摂りすぎると血糖値を上げたり肥満につながります。

チョコレートの包装紙の裏の成分表を見て、砂糖が一番最初に書かれていたら、砂糖の割合が一番多いということ。

ブラックチョコレートにも砂糖が使われているんですよ。

おいしいと言って、食べ過ぎるとカロリーオーバーになってしまいますね。

ポリフェノール:抗酸化作用。カカオマス100g中に約4g含有。

カフェイン:覚醒作用、集中力UP、心機亢進、利尿作用。カカオマス100g中183mg含有。

意外にもチョコレートにもカフェインが含まれています。知る人ぞ知るですよね。。ミルクチョコレートに含まれるカフェインの量は1枚(50g)に約15mgです。

カカオマスの含有量が多くなると増えます。

テオブロミン:カカオマス100g中に約2g(カフェインの約10倍量)含有。

カフェインと同じキサンチン誘導体ですが、ヒトにおいては利尿効果以外はカフェインと同じ作用は見られないということです。

参考http://www.chocolate-cocoa.com/symposium/pdf/sympo_24b.pdf

脂質:カカオ豆には約半分がカカオバターという脂肪分が含まれています。このカカオバターは体に吸収されにくい油です。

成分表に植物油脂と記載されていたらトランス脂肪酸が加えられていることがあり、注意をしなければなりません。

薬膳の考えから効能を考えると

カカオ豆のカカオ:血を補い、気を補う効能 貧血の人や疲労回復や身体にエネルギーを補給したい人に。

白砂糖:肺の乾燥を潤し新駅を生じる。空咳、胃痛を和らげる。摂りすぎると湿を溜めこみ、身体を冷やす。

ミルク(牛乳):からだを潤し、血を補いイライラを緩和する。しかし、日本人には乳糖不耐症といって乳糖を消化吸収できない人も多く、乳製品でアレルギーを起こすこともあります。

 

話はを本題に戻しましょう。

チョコレートがやめられない妊活さんは「血虚」体質かもしれない。

これは、含まれている砂糖の依存性によるものや一般的に言われているマグネシウムの不足かもしれませんが、実はチョコレートの効能の「補血」「補気」作用によることも一因かもしれませんね。

中医学でいう「血」つまり血液やその中を流れる栄養やホルモンが足りていないために体が補おうとしていると考えられます。

 

排卵前や月経前にイライラしたり甘いものが欲しくなるのは女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が減少することで、幸せホルモンと言われている神経伝達物質(セロトニン)が減少することも1つの原因です。

甘いものを食べることで分泌されるインシュリンがセロトニン生成にもかかわってくるので、甘くておいしく、精神安定作用のある「血」を補うチョコレートは女性から愛される食品なのでしょうね。

じゃあ、どうする?チョコレートの選び方

①カカオの含有率の高いものを選びましょう。商品の裏の成分表示で最初にカカオマスの記載があればカカオの含有率が高いということ。

最近では含有率が大きく表示されている商品もあります。

②ホワイトチョコレートにはカカオマスは含まれていません。カカオバターが材料です。

じゃあ、どうする?チョコレートの代替品は?

①純ココア(カカオパウダー)

ココアパウダーは、カカオマスからカカオバターを絞ったあと細かく砕いてパウダー状にしたものです。

チョコレートと同様の風味があります。

このパウダーに牛乳や豆乳を入れて飲まれるのもいいでしょう。

薬膳では気を補い疲労回復、整腸作用があると考えます。カカオの抗酸化作用もあります。

②キャロブ(イナゴ豆)パウダー マメ科の植物

カカオアレルギーやカフェインの気になる方にはこれがおすすめ!

砂糖を使わないのにほんのり甘くてチョコレートの風味があります。

食物繊維や鉄分カルシウムも豊富で、おまけに脂質も少ないから妊活さんやお子さま、健康志向の人にはお勧めです。

じゃあ、どうする?チョコレートを食べなくて血虚を補う方法はあるの?

薬膳では、赤・緑・黒い色の食材が血を補うと考えています。

赤:赤身の肉(高級霜降りでなくていいんです)牛肉、鶏肉、馬肉、鹿肉、羊肉 人参、クコの実、なつめ など

黒:黒豆、黒ごま、魚介類 シジミ、ムール貝、ホタテ貝、牡蠣、いか、たこ、ひじき など

緑:ほうれん草、小松菜、チンゲン菜、枝豆、明日葉など

これらの食材を常日頃から食べるようにしておきましょう。

 

あっこ先生からのメッセージ

チョコレートは発酵食品ですし、健康にもいい影響を与えてくれることがわかりましたが、ついついやめられないものですね。

できれば、カカオの割合が多いチョコレートを選んでいただきたいと思います。

しかし、カカオの割合が多いとカフェインの量が多くなります。

カフェインは胎盤を通過するので、流産や、低出生体重児のリスクが高くなります。

妊娠したら、カフェインの摂取量に注意が必要です。

(先日、あっこ先生はチョコレートのセミナーに参加。砂糖、ミルク不使用のチョコレートを自宅で作りましたよ。)

  • この記事を書いた人

あっこ先生

森川彰子:薬剤師・中医健康養生士・予防医学食養生士・薬膳食療法専門指導士 和学薬膳®博士・JNFビジネスサプリメントアドバイザー・子宝カウンセラー

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