それとも、お仕事が忙しかったのかな?
もしやと思って、妊娠検査薬使ったんですけど陰性でした。
自律神経ってなに?
私たちの体の中には無数の神経があります。その神経は中枢神経と末梢神経の2つに分けられます。
末梢神経は、①運動神経 ②感覚神経 ③自律神経の大きく3つに分けられます。
あなたは、自分の意志で心臓を止めることはできますか?眠っているときにも呼吸をしていますよね?
心臓を動かす、眠っている間でも呼吸をする、血液を流す、胃や腸で消化吸収を行うなどの自分が意識してもできないといったように、自律神経は意思とは無関係に生命活動をコントロールする神経なのです。
交感神経と副交感神経ってどんな働きをするの?
自律神経は正反対の働きをする交感神経と副交感神経に分かれます。
交感神経は活動や緊張しているとき、ストレスを感じているときに優位に働きます。(主に昼間の活動中)
脈拍を速めたり、血管を収縮させ、血圧を上げたり、消化液分泌を促進します。
交感神経には、精神活動を活発にし、免疫作用を高める働きもします。
交感神経が働くと副腎髄質からアドレナリンなどのカテコールアミンが分泌されます。
副交感神経は休息やリラックスをしているときに優位に働きます。(主に夜間の睡眠中)
脈拍を抑え、血圧を低下に働きますが、栄養の消化吸収、代謝、備蓄を促進をはかり、エネルギーを体内に蓄え、疲労を回復します。
自律神経が乱れるとどんなことになるの?
この2つの交感神経と副交感神経のバランスがとれていることで心や身体の健康を保っています。
交感神経が強く働きすぎると、血圧が上がり、瞳孔は開き、心拍数は多くなり興奮状態になります。一方胃の消化機能は低下してしまいます。
この状態が長く続くと、家に帰っても仕事のことが気になったり、夜に寝つけなかったり、眠りが浅い、朝になっても疲れが回復しない、イライラするなどの症状がでてきて、体調の悪い状態(不定愁訴)になります。
副交感神経が強く働きすぎると、低血圧、身体がしんどい、だるい、やる気が出ない、頭がボーとする、眠い(あるいは不眠)、考え事を繰り返す、不安症などの症状が出てきます。
交感神経と副交感神経のスイッチが上手く働かないと自律神経失調症と言われるしんどい症状が現れてきます。
女性ホルモンと自律神経は影響しあっている!
女性ホルモンの分泌を司っているところは、脳の「視床下部」です。視床下部は自律神経をコントロールする役割を担っています。
つまり、女性ホルモンと自律神経はお互いに影響し合い、自律神経が乱れるとホルモンの分泌も乱れます。
交感神経の興奮状態が長く続くとアドレナリン、副腎皮質ホルモン、成長ホルモンの分泌が促進されますが、逆に血糖値を下げるインシュリンや性ホルモンの分泌が抑えられるのです。
妊活には自律神経を整えることが大事な理由
①自律神経が乱れると女性ホルモンの分泌も乱れます。
②交感神経が亢進することで、血管が収縮することで血流が悪くなります。
③自律神経が乱れることで、消化吸収機能に影響が出ることでエネルギーが上手く産生できなくなります。
自律神経を乱れないようにする方法は?
現代社会は、ストレスを感じることが多く交感神経が優位な状態に働いていることが多いと言えます。
ライフスタイルを見直して、心身の興奮状態を鎮め身体や心を穏やかに落ち着けてくれる副交感神経の作用を強くすることが大事です。
①朝日を浴びる
体内時計のスイッチが入り、セロトニンが分泌されることで副交感神経優位から交感神経優位へと移行していきます。
②ゆっくりと深呼吸する
胸式呼吸は交感神経が優位に、腹式呼吸は副交感神経が優位になります。
ゆっくりと腹式呼吸をしましょう。
ヨガや瞑想をするのもいいでしょう。
③姿勢をよくする
パソコンに向かって長時間仕事をしていると前かがみの姿勢が続き呼吸も浅くなります。時どき背筋を伸ばして空気をいっぱい吸いましょう。
④ぬるめの湯船に浸かる
39~40度のお湯に最低でも15分はつかるようにしましょう。逆に熱いお風呂は交感神経を刺激してしまいます
③好きな音楽や心地よい音楽を聴く
528Hzで作られた音楽は自律神経を整える効果があると言われています。
④腸内環境を整える食事をとる
腸は自律神経の働きと非常に関連があります。下痢や便秘も自律神経に影響されるのです。腸内環境は子宮内環境にも関係することが最近分かってきています。
・朝起きたらコップ1杯の白湯を飲みましょう
・発酵食品や食物繊維、オリゴ糖を含む食材を摂りましょう
⑤ツボを押しやお灸をする
・爪の付け根を揉んだり押しましょう
・内関(ないかん)外関(がいかん)のツボを押したりお灸をしてみましょう
⑥ヘッドマッサージ
オーバーヒートした脳内の熱をヘッドマッサージをすることでヒートダウンしましょう
あっこ先生からのメッセージ
腸はいくつかの神経伝達物質を作り出す場所です。それが脳に運ばれて利用されています。
幸せホルモンと呼ばれている心のバランスを整えるセロトニンという神経伝達物質もその一つです。
セロトニンと女性ホルモンであるエストロゲンも密接に関係します。自律神経と腸は関係のない器官のように思いがちですが、毎日の食生活など生活習慣を整えて腸内環境を整えることも大事ですね。