立秋の養生ポイント(薬膳・漢方視点)

立秋は暦のうえでは秋の始まりですが、まだまだ暑さが厳しい時期。
夏から秋への季節の変わり目は、「残暑の熱」次に「秋の乾燥」がやってくるため、体調を崩しやすくなります。

🌿 立秋の養生ポイント(薬膳・漢方視点)

1. 夏の熱を残さない

  • 残暑で体内にこもった「余熱」を取り除くことが秋バテ予防に。

  • 🌱 おすすめ食材:

    • 冬瓜、きゅうり、れんこん、なす

    • 緑豆、とうもろこし、みょうが

  • 飲み物は常温で、麦茶・はと麦茶・とうもろこしひげ茶など。

2. 秋の乾燥対策を早めにスタート

  • 朝晩の空気が少しずつ乾いてくると、肺や皮膚が乾きやすくなります。

  • 🌱 おすすめ食材:

    • 白きくらげ、梨、ぶどう、はちみつ

    • れんこん、山芋、百合根

  • こまめな水分補給+潤いを補う食材で喉や肌を守る。

3. 冷えと温めのバランス

  • 冷たいものは控え、胃腸を冷やしすぎない。

  • 夜は湯船に浸かって一日の熱をとりつつ、血流を促す。

🍵 立秋おすすめ薬膳茶

れんこん+はちみつ+白きくらげ茶

  • れんこんの清熱作用+白きくらげの潤肺作用

  • 蜂蜜の潤いで喉・肌の乾燥を予防

📝 まとめ

暦のうえでは秋でも、体はまだ夏の名残り。
「残暑の熱」をとって「秋の乾燥」に備える、二刀流の養生が立秋のコツです🍐

冬病夏治(とうびょうかち)

中医学では冬に起こる慢性病や陽気(カラダの中から温める力)不足などが原因で起こる病気(冷え症や関節痛・ぜんそくなどの呼吸器など)は、夏の間に養生することで予防することができるといわれています。

  • この記事を書いた人

あっこ先生

森川彰子:薬剤師・中医健康養生士・予防医学食養生士・薬膳食療法専門指導士 和学薬膳®博士・JNFビジネスサプリメントアドバイザー・子宝カウンセラー

-あっこ先生の保健室

Copyright© すこやか妊活プログラム , 2025 All Rights Reserved.