3月17日 今日は彼岸入り。
春分の日の前後3日間がお彼岸です。
お彼岸にのお供えには「ぼたもち」や「おはぎ」があります。
でも、双方もち米のお団子に小豆の餡で包んだもので見た目はおんなじ。
いったい、どう違うの?って思うのは私だけでしょうか?
「棚からぼたもち」は予期しない幸運が舞い込んだ時に使いますが、「棚からお萩」は聞いたことはありません。
ところで、この「ぼたもち」と「おはぎ」。
こし餡と粒あんで呼び方を変えているところもあるようです。
諸説はありますが、春の時期に咲く牡丹の花にちなんで春のお彼岸には「ぼたもち」
秋の時期に咲く萩の花にちなんで秋のお彼岸には「おはぎ」というように呼び名を変えている説もあります。
=おまけのお話(あずき)=
今日はお供えのために「ぼたもち」を買われた人もおられるでしょう。
また、卒業、入学シーズンを迎えお赤飯を食べる機会も多いので、小豆のお話です。
小豆には、たんぱく質、ビタミンB1,B2、食物繊維などが豊富に含まれています。
ビタミンB1,B2は疲労回復効果があり、運動の跡や肩こりなど溜まった乳酸の代謝を促進してくれます。
炭水化物の代謝も促進してくれるので蓄積される前にエネルギーに変えるサポートをしてくれるんです。
どうしても、甘いものを食べたい人やダイエットが気になる人は炭水化物を多めに食べてしまった時には、
ビタミンB類を含んでいる食材(豚肉など)をメニューに加えてくださいね。
食物繊維が豊富なので食物の腸内滞留時間を短くしてくれます。
インシュリンの分泌を整えてくれるので便秘や肥満でお悩みの人にはおすすめです。
これは、糖尿病や大腸がんの予防にもつながるのです。
カリウムやサポニンは利水効果があり、むくみをとってくれるうれしい成分です。
サポニンには咳を鎮めてくれ、脂質の酸化を抑える働きもあるんですよ。
こういったことから小豆は健康維持や美容、アンチエイジングそして妊活女子におすすめな食材です。
もちろん、からだに良いと言っても甘いぼたもちの食べ過ぎは注意が必要です。
朝にご飯が炊けるように夜に炊飯器のタイマーを入れる人は、
お米に小豆を大さじ1ほど加えておくだけでも簡単に作れ甘くなく食べれます。
小豆を使ったお料理をぜひ取り入れてくださいね。
さいごに、耳の痛いことわざで終わりにしますね。
「ぼたもちの塩の効き過ぎたのと女の口の過ぎたのは取り返しがちかない」
はい、ちょうどお時間になりました。