「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」(江戸中期の俳人・山口素堂(1642~1716)の作)の句は、夏の訪れを感じますよね。
マグロを買いにスーパーに行きましたが、高知産のカツオが並んでいたので思わず購入。
フレッシュサラダにお刺身のせてドレッシングはお好みの物でどうぞ。
市販のドレッシングでもいいけれど、シンプルにポン酢や醤油や生姜醤油もおいしいですよ。
アマニ油などを加えてもいいですね。
私はとろろと玉ねぎドレッシングをかけました。
カツオは多くの日本人に食べられている魚のひとつです。
えっ?「カツオはあまり食べたことない」って?
かつお節や出汁に使われているし、ツナ缶にも鰹の物があるのでおそらく多くの人は食べていることでしょう。
カツオは「初鰹・上り鰹」と「戻り鰹」の春と秋の二つの旬があります。
上りカツオの方が戻りカツオより低カロリー。鹿児島から仙台への移動の最中でまだ、栄養を蓄える前なので、戻り鰹の十分の一ほどの脂肪しかありません。
だから、さっぱりとした味が特徴です。
戻り鰹は、初鰹が北上しながら栄養を蓄えてきているので脂がのってもっちりしたおいしさがあります。
鰹にはタンパク質はもちろんビタミンB12や鉄分が多く血を補ってくれます。
栄養ドリンクにも入っているタウリンも豊富で疲労回復効果があります。
DHA.EPAが豊富
薬膳では補腎作用があって生殖機能を補ってくれます。
とろろの山芋は山薬として生薬にも使われています。滋養強壮の食材です。
「初物七十五日」といって初物には生気がみなぎっていて、食べることにより新たな生命力が得られると縁起の良いものと考え、初物を食べると寿命が75日延びるという格言もあります。
みなさんも、初鰹をみかけたらタンパク質ちょいたしの一品にしてみてはいかがでしょうか。