胃腸を休めエネルギー補充 七草がゆ 妊活ごはん

お正月にはおせち料理やお餅、お酒とおいしいお料理をたくさん食べられましたか?

和食だから、カロリー低めだし大丈夫と言っても、食べ過ぎてはやはり胃腸に負担がかかっててきます。

 

中医学でいう「気」は「血」や「水」をつくり、「血」や「水」を乗せて体中に運んでくれます。

 

気:生命活動を行うエネルギー 体を温める

血:体に栄養・酸素・うるおい・ホルモンなどを運ぶ成分

水:体をうるおす成分 体の余分な熱を冷ます成分

 

だから、妊活さんにはこのエネルギーを十分に満たしておくことが大事なのです。

「気」は私たちが食べた食べ物が消化されて作られます。

暴飲暴食や冷えなどで消化機能が落ちるとたちまち「気」が低下してしまうのです。

 

今、ちょっとお正月に食べ過ぎて胃が重いんだ・・・

そんなあなたも大丈夫です。
昔の人はよく考えて食事をされていたものだとつくづく思います。

1月7日は七草粥といって、春の七草をお粥にして食べる習慣があります。

日本人の多くの人は風邪をひいた時やお腹をこわしたときの食べ物ですよね。

お粥って体調不良の時の食べ物のイメージが強いと思います。

しかし、お粥はアジア圏の国では普通に食べられているお料理です。

お粥はお正月のご馳走で疲れた胃腸をいたわってくれます。
七草は青菜の不足しがちな冬場の栄養補給にもなります。

早春にいち早く芽吹く七草は邪気を払うと考えられています。
昔の人は新年の無病息災を願って七草粥をたべる習慣が広がったそうです。

では、日本のハーブである七草にはどんな効果があるのでしょうか?

こめられた願いと食材のもつ効果をお話いたしましょう。

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左から(だと思うのですが)
ごぎょう ほとけのざ  せり  すずな すずしろ なずな   はこべら

ごぎょう: 仏体 母子の人形
母子草とよばれるキク科の草
解熱 咳どめ 風邪の予防
昔はお餅に入れていた

ほとけのざ: コオニタビラコと呼ばれるキク科の草
(現在、仏の座と呼ばれているものはシソ科の草で別種)

草の形が平べったく仏さまの安座に
似ていることから名前がついた

健胃整腸作用

せり: 競り勝つ  せり科
体にこもった熱をとってくれます。
冬の間に溜まった毒素を出し血を浄化
ミネラル・ビタミンが豊富
特有の香りにはオイゲノールが含まれ
ストレス緩和、鎮静作用

すずな: 神を呼ぶための鈴  アブラナ科
かぶのこと 消化酵素アミラーゼを
含み消化促進 整腸作用

すずしろ: 邪気のない純白  アブラナ科
大根のこと  消化酵素アミラーゼを
含み消化促進 整腸作用

なずな: 別名 ペンペン草  アブラナ科
撫でて邪気を払う
利尿効果、解毒、むくみ解消

はこべら: 繁栄する 繁栄がはびこる ナデシコ科
腹痛どめ 血の道症 産後の浄血
さっと茹でて胡麻和えやお浸しにするとおいしい

作り方は、4人分
米 2/3カップ  水 6カップ 七草パック
あるいは 炊飯器でお粥の目盛で。

炊きあがったお粥にあらかじめ湯がいて刻んだ七草を混ぜ合わせてね。
お塩少々加えるとおいしいですよ。

昆布や干した貝柱を2~3個加えてお粥を焚いてもおいしいです♪

いかがでしたか?
地方によっても入れるものが違うようです。

七草が手に入らなくても、ほうれん草や三つ葉、ねぎなどで代用すればOK!!

ぜひ、7日には七草粥を楽しんでくださいね。

 

 

この記事は2019年1月に書いたブログ「いきいき!アンチエイジング倶楽部」の物をリメイクしました。

  • この記事を書いた人

あっこ先生

森川彰子:薬剤師・中医健康養生士・予防医学食養生士・薬膳食療法専門指導士 和学薬膳®博士・JNFビジネスサプリメントアドバイザー・子宝カウンセラー

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