ただ今、ファスティング4日目。
あっこ先生は、妊活ではないけれどお客さまにちゃんと伝えられるように実体験中です。
最近、お客さまからファスティングについて質問をよく受けます。今日は妊活のためのファスティングについて考えてみましょう。
それから、ちゃんと資格を持ったファスティングマイスターの指導の下で行うことが大事なのよ。不調の時の対応のサポートがあるからね。
ファスティングとは、「断食」と直訳されます。
一定の期間固形物を摂らずに断食することで消化機能を休ませ、体をリセットさせるのが目的とされ、健康づくりのため、病気治療のために、あるいは修行のために昔から行われてきた伝統的な健康法の一つです。
しかし、「断食」についてはいろいろと意見が分かれます。
断食を治療や予防、健康法に取り入れられてきた甲田光雄医師、鶴見隆史医師、石原結實医師が著名ですが、ほかにも分子整合医学の理論から健康づくりをされている杏林予防医学研究所の山田所長などたくさんの方々が推奨されています。
一方、「断食はやってはいけない」など否定的な考えの医師もたくさんおられます。
・三日間断食をすることで、体重は減少するが、インシュリン感受性が低下をして、むしろ糖尿病に近い状態になる
・断食でブドウ糖を摂取しなければ、ケトン体がブドウ糖の代替エネルギーとなるが、脳の思考力を低下させる
・断食により脂肪だけではなく筋肉量も減少するので体の細い人や年配者は控えるほうが望ましい
などです。
そこで、今回は妊活にファスティングを行うことのメリットと注意しなければならないことについてお話をいたしましょう。
妊活にファスティングをすることのメリット
ファスティングは
・無駄な脂肪をなくしたい
・ガンや生活習慣病の予防に
・体内に蓄積された有害物質や食品添加物などを解毒する
・便秘の改善
・アレルギー症状を改善
などの目的で行われています。
妊活でのファスティングのメリットは
細胞の再生や自然治癒力の維持などの人間の生命活動のいたるところで無数の酵素が働いています。
・ファスティング中は消化のために酵素は使われないので、代謝のためにほとんどの酵素が使われるようになり、ホルモンの生成などの代謝にも影響します。つまりホルモンの感受性が高まり、ホルモンバランスが安定してきます。
・新陳代謝が上がり、腸内環境の改善、免疫力の向上、デトックス、解毒効果でと身体機能が回復されます。
・細胞内のエネルギー工場であるミトコンドリアの活性化(卵子や精子の老化の予防)。
・女性にとって出産や授乳は一番のデトックスだと言われています。ファスティングにより解毒されることで、赤ちゃんにきれいな血が流れ赤ちゃんは先天的アレルギーをもってくることから予防できると考えられます。
・肥満気味の方の不妊傾向改善をします。
ファスティングをするにあたって注意すること
ファスティングには、水だけで行う、水と塩あるいは梅干しで行う、ミネラルを摂りながら行うなどいろいろな方法があります。
また、3日間や5日間などの少し期間をかける方法や1食だけ抜く方法や食事をとらない時間を一定時間空けるなどのプチ断食もあります。
妊活を目的に行われる場合で、3日間などある期間続けてファスティングをお考えの方は、必要な栄養素を摂りながら行うファスティング(酵素ファスティングなど)をお勧めします。
体にたまった余分な脂肪や毒が排泄されるほかに、必要な栄養も排泄されるわけですからね。安全に行えます。
トラブルの出現
ファスティングを進めていくと、人によって頭痛、倦怠感、めまい、冷え、下痢などの症状が出ることがあります。
適切な対処法を受けるために専門家のサポートを受けて行いましょう。
糖新生で筋肉が減少
糖新生とは筋肉を分解してエネルギーに変換する事で、糖新生が続くと筋肉が減ります。
お腹空くと糖新生を起こし、エネルギーを筋肉から生み出します。
妊活をしている方にとっては、筋肉量が減ると冷えや血流が悪くなり、デメリットと言えます。
酵素ファスティングでの酵素の選び方
一般に販売されている『酵素ドリンク』は、日本ではボトリングする際に加熱殺菌処理が法律で決められているので生きたままの酵素は入っていません。
価格や宣伝文句に惑わされずに選びましょう。
筋肉量を減らさないように、ブドウ糖が入った専門家が特製で作られた製品もあります。⇒私はこれでしました。
あっこ先生からのメッセージ
実は、あっこ先生はファスティング5日目を迎えています。
最近は妊活のお客さまからのファスティングについてのお問い合わせが多いからです。
自分も体験をしておかないと、ちゃんとしたアドバイスができないと思うのです。ファスティングに関わらずお勧めする漢方薬は飲んで、味や口の中の溶け方などを体験しています。薬剤師主人公のTVドラマ「アンサングルシンデレラ」みたい?そうなんです!何人かの薬剤師やお医者さんのなかにもおられますよ。
私は「生きるために食べる」というより「食べるために生きる」というくらい食べることが好きです。
そろそろ、固形物が食べたい。香りも味覚も楽しみたい。ということで回復食に移行です。
実は、私の夫も息子や娘たちもその家族も医療職ですが、ファスティングをすることにあまり好意的ではありません。
世界のことわざの中に
『断食で治らない病気は医者でも治せない』(ドイツ)
『断食はメスを使わない治療法』(フランス)
このようなものもあります。
ファスティングについてはさまざまな考え方があるので、ご自分に合っているかどうかをお考えになって決めてくださいね。
そして、やってみようとおもわれたら、自己流ではなくきちんと専門家のサポートのもとで行うことで成果を出してくださいね。