お客さまとのカウンセリングで「コーヒーを飲んでもいいですか?」という質問を多く受けます。
カフェインは日本茶や紅茶にも入っていますよね。
みなさんがコーヒーはじめお茶などを飲むことでカフェインを摂ることにご不安はないでしょうか?
前回の「妊活・おすすめのお茶」https://yakushoku.com/2021/05/1370/からの続きです。
食品安全委員会ホームページによるとhttp://www.fsc.go.jp/e-mailmagazine/mailmagazine_h3001_r1.html
食品名とカフェイン濃度
コーヒー
60 mg/100 ml
浸出方法:コーヒー粉末10 g/熱湯150 ml(3)
インスタントコーヒー(顆粒製品)
57 mg/100 ml
浸出方法:インスタントコーヒー2 g/熱湯140 ml(3)
玉露
160 mg/100 ml
浸出方法:茶葉10 g/60 ℃の湯60 ml、2.5分(3)
紅茶
30 mg/100 ml
浸出方法:茶5 g/熱湯360 ml、1.5~4分(3)
せん茶
20 mg/100 ml
浸出方法:茶10 g/90 ℃430 ml、1分(3)
ウーロン茶
20 mg/100 ml
浸出方法:茶15 g/90 ℃の湯650 ml、0.5分(3)
エナジードリンク又は眠気覚まし用飲料(清涼飲料水)
32~300 mg/100 ml(製品1本当たりでは、36~150 mg)
製品によって、カフェイン濃度及び内容量が異なる(4)
参考)抹茶1杯当たり:抹茶1.5 g(カフェイン含有量 48 mg)/70~80 ℃の湯70 ml (抹茶のカフェイン含有量 3.2 g/100 g) (3、29)
ご覧いただければ、日本茶の玉露のカフェイン含有量は飛び抜けて多いことがわかります。
しかし、煎茶やウーロン茶はコーヒーよりも少ないですね。
ほうじ茶も20mg/100ml、玄米茶は10mg/100mlということです。
健康な妊婦の1日のカフェイン摂取上限は200~300mgと言われているので普段の生活では心配はあまりないようですね。
妊活中のカフェインの摂取については専門家によってさまざまな見解があります。
お茶の品物や抽出方法によって成分にバラツキもあるでしょうからコップに2~3杯ほどと考えてみてはいかがでしょう。
夕方以降のカフェインの摂取は夜の睡眠にも影響を与えますので、できれば昼ごろまでに召し上がるのがいいかもしれませんね。
また、カフェインの過剰摂取で妊娠までの時間がかかるという報告もありますし、妊娠中、特に妊娠初期には赤ちゃんに影響を与えます。
カフェインを摂ると交感神経が優位に働き血管が収縮するので飲みすぎると血流が悪くなることが考えられますので、くれぐれも飲み過ぎには注意しましょう。
兵庫県神戸市にある不妊治療専門クリニック
英ウイメンズクリニックの塩谷理事長のブログも参考にしていただければと思います。
「妊活中にコーヒーはだめ?」
あっこ先生からのメッセージ
お茶やコーヒーを飲むことでリラックスされる方もおられるでしょう。コップを小さめにしたり、薄めにして飲んでいただければ神経質にならなくてもいいかもしれませんね。コーヒーはカフェインレスのものも販売されていますし、紅茶はルイボス茶などというように代替品を利用するのはいかがでしょうか。