朝いちばんにLINEメッセージが流れてきました。
心不安定って書かれたLINEスタンプと共に。
送信者は40歳久美子さん。遅めの結婚でしたが現在生活習慣と食事の改善で授かりやすい体づくりに取り組んでいます。
卵の数の数値がゼロ以下だったんです。昨夜は眠れなくて。
もう、体外受精しかないんでしょうか?
以前お話ししたように、たしかに卵胞の数は年齢とともに減少します。
でもね、数少ない中にも質の良い卵子と元気な精子が出会い結ばれればいいわけですよ。
また、ご夫婦の体調を整えて先進医療の技術を借りれば成功率も上がりますよ。
他のお客さまでAMH値が低いかたも多くおられますが、赤ちゃんを授かられていますよ。
AMH値が低いという検査結果にとても心が沈んでしまうお客さまがとても多くいらっしゃいます。
AMH(アンチミューラリアホルモン)とは
発育過程にある卵胞(前胞状卵胞)から分泌されるホルモンのことです。
この値から卵巣内にどのくらい卵胞が残っているのかの目安になります。
年齢=妊娠率
年齢と妊娠率は相関します。
AMH≠妊娠率
AMHと妊娠率は相関しない ⇒ AMH値が低いから妊娠できないとは違う
また、高いから妊娠できるというのとも違います
AMH測定誤差
月経周期のどこで測定してもいい検査ですが、測定誤差(約±15%)の大きい検査です。
AMH値と多嚢胞性卵巣症候群
AMH値が高い時には多嚢胞性卵巣症候群といって、排卵が阻害されて卵巣内に卵胞が多数残っていることがあります。
これは、月経不順や不妊の原因になります。
あっこ先生からのメッセージ
もし、あなたが今から4人、5人とたくさんの赤ちゃんを望まれる場合は別ですが、AMH値の数だけで
赤ちゃんが授からないとか、即 体外受精と考えなくてもいいのだと思います。
ただ、年齢が高くなるとと妊娠率は下がりますし、年齢が高くなるにしたがって卵子も老化が進みやすくなります。
最新の生殖医療技術の力を借りるたほうがいい場合もあります。
しかし、ママになる体が授かる体であることが大事ですね。