9月に入り、関西地方では秋雨前線が到来。雨が続いています。そして、気温は下がってきているので肌寒さも感じるようになりました。
低気圧の影響で、ホルモンのバランスが乱れたり湿気が体にたまりやすくなります。
なんだが、体がだるいし・・・やる気が出ない・・・
夏バテかしら?
たしかに、暑い夏にはエネルギーもたくさん消耗していますよね。
こんな時期は、豆類で余分な湿を取り除いて、さらに気(エネルギー)をチャージして巡らせましょう。
★秋雨前線到来 からだのむくみをとり巡らせる!夏バテ回復メニュー★
春雨と枝豆、鶏ひき肉のあんかけ
【材料:2人分】
緑豆春雨 40g 枝豆 30g 人参50g
黒きくらげ 3枚(代用に椎茸OK)
鶏ミンチ 200g ごま油 適量
鶏ガラスープの素 小さじ3~4
【作り方】
1.(下準備)春雨と黒きくらげはもどし、きくらげは千切りにする。枝豆は湯がいてさやから出す
人参は小さめのサイコロに切り、湯がくか電子レンジで加熱する
2.フライパンにごま油を熱し、鶏ひき肉をほぐしながら炒める
3. 2の上に春雨、きくらげ、人参を加え、鶏がらスープの素で味をつけながら炒める
4.火が通ったら水を加えひと煮立ちさせ、水溶き片栗粉でとろみをつけて出来上がり
=ひと口メモ=
秋雨が続く季節は、体の中にも余分な湿気がたまり、前線の影響もあって頭痛や生理痛をはじめ不調が出やすくなります。このような季節(梅雨時期も)には豆類が余分な湿気を排出してくれます。
春雨やもやしのもとになる緑豆は余分な熱をとり、むくみ解消。中国では夏バテ予防の食材として欠かせません。体を冷やす力が強いので、妊活さんは加熱する調理法で冷やす力を緩和させます。
枝豆は、大豆が熟する前に収穫したものです。タンパク質が豊富。気(エネルギー)を補い血の巡りを良くします。疲労回復、夏バテ予防に。メチオニンはアルコール分解促進で二日酔いの予防になります。といっても、妊活さんはアルコールは控えていますよね。
鶏ミンチの鶏肉は胃腸の働きを補ってくれますタンパク質も豊富です。黒きくらげは、血を補い、巡りを良くしてくれます。
人参は補気補血。β―カロテンは体内でビタミンAに変わり抗酸化作用。卵子や精子など細胞の老化を防ぎます。
身体の湿を追い出し巡りを良くして、授かる身体を整えていきましょう!
記:薬剤師 和学薬膳🄬博士 森川彰子